人生は一度きり。

教育、英語学習、海外について書いています。

英語圏に住む8つの方法まとめ

英語圏に住む」という目的を叶える8つの方法についてまとめています。実際に私が経験したことも紹介します。

 

英語を話せるようになるために

英語を話せるようになるのに絶対に必要なのはどちらでしょうか。

①「英語の勉強」

②「英語圏で暮らす」

もちろん「英語の勉強」です。英語を話せるスキルを身に付けるために「どこに住んでいるか」は関係ありません。それは多くの英語学習者が証明してくれています。

 

英語圏で暮らしていたから英語ができる」とは言えませんが、「ある程度の英語の正しい勉強」をしていれば、英語は話せるようになります。

 

しかしながら、英語圏に住んでいれば、英語の勉強をする中で、自分の身の回りで英語に触れる機会が日常的にあります。そういう環境は、勉強のモチベーションを上げてくれますし、実際に使う場面があるからこそ忘れにくくなるメリットが期待できます。しかし、英語の勉強をせずに英語圏にいることに甘んじてしまうと、英語力はたいして上がりません。どこにいても英語の勉強はベースに起きつつ生活することが大切なのは言うまでもありません。

 

今回は英語力を上げるための選択肢を列挙したいと思います。高校までは普通高校に通って英検2級くらいはあるくらいのレベルの人で考えてみます。

 

①日本の高校→海外大学へ

日本の高校を卒業したら、直接海外の大学に入学する方法です。海外と一言で言っても、いろんな英語圏の国がありますので学費や生活費が日本の大学にいるよりも安く済む場合もありそうです。ヨーロッパの大学は以前は学費が留学生も無料の大学がたくさんありました。

 

②日本の大学→交換留学→日本の大学卒業

日本の大学が提携している交換留学先で1年ほど滞在して英語力を身に付けて、それを武器にして日本で就職したり、海外企業に挑戦するパターンです。交換留学選抜者になるための試験に合格する必要があります。私はこのパターンを狙っていたのですが、英語力が足りずに不合格になってしまった苦い経験があります。その反動もあって独学に火がついたのですが、もし合格していればどんな人生になっていたのだろうと後悔している部分もあります。

 

③大学休学→ワーキングホリデー、私費語学留学→大学復学卒業

大学の交換留学制度に不合格になったり、大学の専攻の勉強ではなく英語力を上げたいだけという場合には、1年~数年休学してオーストラリアやカナダなどで働きながら英語を学ぶワーキングホリデーをする学生は結構います。もしくは、海外の語学学校に入学して英語の授業を受ける方法もあります。英語の勉強だけに集中でき、なおかつ日本では得られない「英語圏の生活」の中で英語を鍛えることができます。ただし、ワーキングホリデーに関しては、働く先が日本食レストランだったりすると一日中日本人の従業員と過ごしていて英語を使わない日々という場合もあるので、注意が必要です。

 

④会社を退職したタイミングで語学留学し、復職する

日本で数年働いて社会人経験を積み、貯金をした後に語学留学をするパターンです。私はこのパターンで夢だった海外留学をすることができました。留学先はその人の貯金額に大きく左右されると思います。私は英語力を上げるためには結局は自分で英語の勉強をすることが必要と考えていたこともあり、語学学校に行くことは考えていませんでした。しかし、今後日本で英語の教師をするという選択肢もあったため、「英語を学ぶ」というよりも「英語力を上げる教え方」を学ぶ目的で語学学校に行くことにしました。

そこで私が行った語学学校が「サウスピーク」というフィリピンセブ市の学校でした。アメリカやオーストラリアなども考えましたが、英語力を伸ばすためのマンツーマン指導が多く受けられ、なおかつ物価も安いフィリピンは結果的にかなり充実した留学になりました。私の行ったフィリピン留学は別記事で詳しく解説したいと思います。社会人を辞めて語学留学している人はある意味日本での会社員生活を捨てて来ている人が多いので、同じ時期に留学していたメンバーの中には、本気で勉強している人や志が高い人が多かったです。

 

⑤日本の会社辞める→海外インターン

海外でインターンとして働きながら、長期で滞在する方法です。海外の会社からすればインターン生ですので、給料が無給だったり、有給でも少額で日本人を雇うことができるメリットがあります。私も語学留学のあとに、フィリピンの日系企業インターン生として働きました。無給でしたが、家賃(ホテル)と平日の食事3食付き、そして会社の福利厚生として毎日英語のマンツーマンレッスンが4時間受けられるという特典で働くことができました。留学生としては、生活費がほぼ必要ない上、英語の勉強もでき、さらに海外でインターン生として働く経験を得られることができます。会社としては、インターン生が有能であれば、そのまま雇い続けたいので、VISAの更新などもしてくれますし、臨時ボーナスをくれることもあります。私が働いていた会社では、インターン生からそのまま現地の社員になるメンバーもいました。

 

⑥海外青年協力隊員になる

海外青年協力隊員になると日本政府からの派遣という形で海外で数年間暮らすことができます。ボランティアという名目ですが、隊員は現地での生活費に加え日本の口座に給料が入金されますので、お金の面では心配することなく海外で任務にあたることができます。職種によっては競争倍率が高いですが、自分の強みを生かして海外(特に発展途上国)の人の役に立てる経験は人生を豊かにすることと思います。

 

日本人学校の教師になる

日本の教員免許を持っていると、海外の日本人学校で働くことができます。新卒からそのまま海外日本人学校に働き、その後日本に帰ってきて先生を続ける人やそのまま海外の日本人学校で働きながら世界各国を転々とする先生もいます。もし日本の先生としてすでに働いている場合でも、その身分を保障された状態のまま、海外日本人学校に派遣され2~3年働いて帰ってくるパターンもあります。この制度であれば、職を失うことなく安心して海外生活ができるメリットがあります。英語圏に派遣されるかは運次第ですが、海外での生活を楽しみたい人には魅力的な制度ですね。

 

⑧(裏技)米軍基地で働く

結構見落とされがちですが、日本の米軍基地で英語力を上げるという方法もあります。沖縄や神奈川などは大きな米軍基地がありますので、基地内でのアルバイトをしながら、生のアメリカ英語を学習することができます。アメリカに留学するお金はないけれど、生のアメリカ英語を学びたい人にとっては、アメリカ人の友達もできますし、運が良ければ基地雇用員として公務員のような待遇で就職できることもあります。沖縄の嘉手納基地内にはアメリカの小学校から大学まで存在し、基地外の一般の日本人でも通学することができます。沖縄の高校生は実家で暮らしながら、基地内のアメリカの大学を卒業することも可能です。もちろん、沖縄の大学に通いながらダブルスクールで基地内大学に通っている学生もいます。このように生活に英語が密接している沖縄では、英語を話せる人はたくさんいます。海外からの観光客も多いので、必然的に英語や中国語を話せる人材が多いです。基地内大学に通うという選択肢はかなりねらい目だったりすると思います。

 

以上が「英語圏で生活する」ことを実現するいくつかの方法です。日本を出て暮らすには、様々なハードルがあります。親の経済力が高ければ難なく長期滞在ができるのでしょうが、そうでない人もたくさんいます。運よく大学に行けたとしても、学費の問題や就職のタイミング、交換留学の条件などで海外留学を断念せざるを得ない人もいるでしょう。しかしながら、「英語圏で生活する」方法はたくさんあります。学生時代にそれが叶えられる人は就職に有利かもしれません。しかし、社会人になった後でも、一念発起して海外に飛び出して、その後日本でしっかり再就職を果たしている人は数えきれないほどいるのも事実です。今は人手不足の時代ですし、コロナが落ち着いて経済が回復してくれば、また海外進出する企業や、英語力を必要としている企業は増えると予想できます。今はなかなか海外に行けない状況だからこそ「英語の正しい勉強」を黙々と続け、コロナが落ち着いたタイミングで海外に羽ばたいていきましょう。

 

人生は一度きり。夢を叶える人生か、夢を夢のままで終わらせる人生か。

 

思い描いた未来が来る保障なんてどこにもありません。コロナで留学できなくなった人もたくさんいます。世界が一変してしまった中で思うのが、今叶えたいという夢があるならば、出来るだけ近い未来で叶えるべきということです。いつ病気になるか分かりませんし、いつ事故にあうか分かりません。だからこそ、「今までの人生に後悔はない」と言えるような生き方をしたいと思います。