【秀逸書籍紹介】板書の字が上手になりたい先生は『本気で綺麗な字になるための美文字練習帳』をやってみよう。
さて、今回の秀逸書籍紹介はこちらの本です。
こんな先生にオススメです。
- 板書の字に自信がない。
- いままで書道など習ったことないまま先生になってしまった。
- ひらがなが上手に書けなくて恥ずかしい。
- 参観日で保護者に字を見られるのが嫌・・・。
「小学校の先生=字がとてもきれい」というレッテルを完全に剥がしてしまっていた私の汚文字が美文字に進化した(児童公認)のがこの一冊でした。
私はこの本に出合う前は、「板書の字よりも授業の中身が大事なんだ!」と言う負け犬の遠吠えを声高に心の中で叫んでいる教師でした。しかし、ベテランの先生の研究授業を参観するたびに、板書の文字の美しさに感動すると同時に、そのクラスの児童のノートも丁寧に書いている姿を見て、「教師の字は児童の字に現れる」ということに気付きました。
教師が字の美しさを重視していなければ、児童が美しく書いてきても褒めるセンサーに引っかかってきませんし、汚く書いてきても叱りセンサーにも引っかかりません。そうなると、児童はどんどん雑に字を書くようになるのは当然ですよね。
雑な字が習慣化した児童に、校外学習でお世話になった地域の方への手紙などを書かせると、人様に見せられるレベルにはならないもので、この手紙を渡すべきか・・・と悩むこともありました。このようなこともあり、私は、綺麗な字を書けるスキルを身に付けさせることも大切な教師の役割だと痛感したのです。
しかし、そもそも私の字がキレイではないという問題が。そこでこの美文字練習帳を購入しました。コロナもあって、家で過ごす時間が増えたこともあり、取り組んでみることにしました。
すると、いつも意識せずに書いていた文字が、いかにポイントを押さえずに書いていたのかが一目瞭然で分かるようになってきました。上の写真を見て分かるように、細かい解説が載っていて、書道初心者でも非常に分かりやすく取り組むことが出来ます。どの漢字からひらがなが出来たのかも押さえることで、筆の自然な流れが理解できます。もちろん国語や書写の授業に直接生きる知識ですね。
この本で学べる文字は
- 楷書
- 行書
- ひらがな
- カタカナ
- 英数字
- アルファベット
- アルファベット筆記体
- 横書き
- 書写技能検定の問題
など多彩です。アルファベットは外国語を教える際にもとても役立っています。
コロナでステイホーム中のスキルアップとして、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。