人生は一度きり。

教育、英語学習、海外について書いています。

ドラゴン桜を授業に生かす。

ドラゴン桜のシーズン2が始まった。現代の勉強のあり方を提起してくれる作品になっていると思う。

 

スタディサプリを用いて大学受験を目指すところはまさしく昔ではありえないことだった。私も以前、塾の講師をしていた際にはスタディサプリの動画を参考して授業を組み立てていた。一流講師の話術、知識が月額980円(当時)で聞き放題なのは非常に有難かった。自分が高校生の頃にあんなサービスがあったら・・・とどうしても思ってしまう。

 

前回の放送で「読解力」が取り上げられていた。子どものころにいかに多くの本に触れるかが読解力に大きく関わってくると述べられていた。

 

子ども達と接していると、本をたくさん読む子はまず教師の話している言葉の意味がよく分かっている。そのため、発表の内容が質問とずれる事が少ない。しかし、普段から本を読んでいない子はそもそも教師の質問の意味が分かっていないことも多く、発表が出来ない、もしくは的外れな回答をよくする。

 

文字を目で追うことに慣れていないから、本を読まない。そのことで教師の言葉の意味が理解できない。だから授業の内容を理解しづらく、テストの点数が低い。これでは勉強にやる気が起きないのも無理はない。

 

では、どうするべきなのか。

 

言葉で理解できない子ほど、教師の話し方や表情などの非言語情報を多く受け取ろうとしているんではないかと最近思うようになった。だから、読み聞かせを行う際にも、楽しそうに読んだりして「本は面白いものだ」と思わせることが教師の役目だと感じている。

 

現在、学校が始まって朝の30分は計算などをさせることも多いが、読み聞かせや読書の時間を増やすと良いかもしれない。読み聞かせはどの学年になっても楽しそうに聞いてくれるものだと感じる。

 

読み聞かせのメリットは

・多くの分野の言葉に触れられる。

・ストーリーを蓄積できる。話の展開のパターンを多く知ることができる。

・絵を理解する右脳と、言葉を聞く左脳を活性化させる。

・教師が読んでくれるという安心感や面白さ。

 

読解問題をさせるのはなく、多くの読み聞かせをして、世界には色々なお話があるのだと子どもたちが感じることが結局は知的好奇心に繋がるような気がする。

 

明日からたくさんの本を読み聞かせてあげたいと思う。